心筋梗塞からのサブ3

心筋梗塞発作、ステント留置術後に、フルマラソンをサブ3できるかを綴るブログ

ランニングはどうして心筋梗塞によくないのか

退院から1ヶ月後に、検査 (血液と心電図) と診察を行った。

ドクターから CPX検査 も含めて、検査結果には問題がないという説明を受けた。退院後に行うこと - 心筋梗塞からのサブ3 にも書いたが毎朝測定している血圧測定の結果をドクターに見せた。上が 120〜130 下は 80 前後という結果から、もう少し下げましょうということで、テルミサルタン錠が 20mg から 40mg に増量された。続いて、私からドクターへの質問タイムである。

ひとつめは、ふだんの胸の痛みである。ふだん胸が痛むことを告げると、「痛みありますかー」と残念な感じの反応だった。手術直後の心臓の動画を再生し、発作と手術による心臓のダメージはまったく見受けられないという説明があった。「元々問題があったか、ステントを残留したことによる反応のどちらか」という話である。自分としても、もともと痛みはあり、それが心臓の痛みとは知らず、今回発作により診断されて初めて心臓の痛みだとはっきり認識したので、元々問題があったという説明は腑に落ちる。「痛みを感じたら、ニトロを飲んでみてください」と言われた。これは、狭心症どうかを判断する材料になるのだろう。

ふたつめは、ランニングがどうして心筋梗塞によくないのか、である。これはずっと聞きたかったこと。運動時に不整脈などの問題があれば、もちろん運動は控えるべきだけど、そうではない場合、どうして運動を控える必要があるのだろうか。心筋梗塞のメカニズム (冠動脈にプラークができ、そのプラークがなにかの拍子にはがれ、冠動脈が詰まる) を考えると、激しい運動による血管への負荷や脱水状態により、発作の原因にはなりえるが、根本原因には関係しないのではないか。

ドクターの回答は「運動により血圧があがるから」だった。

ランニング → 血圧上昇 → 血管にダメージ → 心筋梗塞のリスク上昇

シンプルすぎて唖然とした。「血圧下げるために食事も制限していますし、ストレスで血圧あげないように注意しますよね、それといっしょです。」 この説明には納得せざるをえない。ランニングは心筋梗塞によくない。ドクター曰く「ランニングしても良いですとは言えない。」

で、私自身、ランニングはどうするのか。この検査と診察の日の夜から MxK 練習会 を復活するつもりで、スピード練を再開する予定にしていた。ドクターの説明がクリアすぎてショックだけど、あとでよく考えることにして、この日からスピード練を再開し、 2000m x 3 の練習を行った。

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結果、設定ペースを十分に下げて余裕をもって走るつもりだったのに、とてもきつく感じられた。通院の疲れもでたのか、この日は本当にヘトヘトだった。